チューニング - Tuning)
エクストリームフロッグのチューニング方法を紹介します。

このフロッグで一番重要なのは、ボディとフックのバランスです。出荷状態にはバラつきがありますので、下記を参考に調整をお願いします。

Step1) 出荷状態でのフックとボディのバランスをチェックし、どのように調整するか確認する
パッケージから取り出し、フックとボディのバランスを確認します。特に重要なのはフックポイントがボディにどの向きで、どのようにセットアップされているかです。上の画像を例に上げると、左右のフックポイントが若干外側に向いており、特に右側のフックポイントがボディから離れています。このままではウィードレス効果がありませんので、右側のフックを内側に曲げて調整する必要があることが分ります。

また、左右のフックを大きく広げて「ハの字」型になるように調整すればフックポイントが内側に向きます。

これらをイメージしながら、フックの調整を行います。

Step2) ペンチを使ってフックの角度を調整する
ペンチを使ってフックの角度を調整しますが、2つの注意点があります。1つは、フックで怪我をしないように十分注意をするということ。もう一つは、ペンチによって赤メッキが剥がれてしまいますので、ペンチの先にゴムテープを巻くなどの対策をします。
左右のフックを大きく広げたことによってフックポイントがハの字型に内側を向いたことが分ります。また、若干下向きに調節することによってフックポイントがボディに密着し、ウィードレス効果が高まります。

ここでのポイントは、上の画像のようにフックポイントを背中ではなく、側面にくるように調整することです。こうすることによって、全方位からのアタックに対してフッキング率を上げることになります。特に、ヘビーカバーでの「一発狙い」の時に、その貴重なアタックをモノにする確率を上げることができます。

出荷時に装着されている純正の赤フックはこういった調整作業ができるような軸径になっています。(あまり太くて硬いと調整ができない)

Step3) ウェイトの調整 (純正よりもウェイトアップしたい場合)
出荷状態のフロッグは18.5gの総重量があり、4gのタングステンウェイトが純正装着されています。この状態の場合、フロッグは約45度の角度で水面に浮きます。この45度の浮角であればオープンエリアでのスケーティングなどアクティブなアクションが可能です。また、ブレードを装着して浮角を調整することもできます。

ここで紹介するのは、総重量をアップさせて遠投性能を上げたり、45度以上の角度にしてピンスポットを狙う場合のウェイトアップの方法です。

まずは、フックの角度調整が完了したら、フロッグを分解します。

ウェイトアップする際のお勧めは、純正のタングステンウェイトを取り外し、市販のバレットシンカー等に乗せ換える方法です。この場合、出来る限り、「タングステン素材」のシンカーをご使用ください。このエクストリームフロッグは環境負荷を減らす目的で作られていますので、そのコンセプトを踏襲できるようにお願い致します。

上の画像のタングステンバレットシンカーは7gです。左側の純正ウェイトが4gですから、3gのウェイトアップとなり、総重量は21.5gとなります。この時の浮角は約70度くらいになります。

タングステンシンカーを取り付ける場合は、熱収縮チューブ等でシンカーを覆い、それを瞬間接着剤等でボディに貼り付け、その上からPANDOでコーティングすることをお勧めします。
PANDOは使用することで劣化しますので、接着剤で固定しないと雷魚を掛けた時などに脱落する恐れがあります

* 瞬間接着剤はボディを硬化させてしまいますので、使用する量に注意してください。

* 強固に接着させるため、収縮チューブ加などのゴム製チューブの使用をお勧めします。

* この7gサイズであれば純正ウェイトとの乗せ換えが楽にできます。

尚、フックへの板オモリの巻きつけはフッキングへの悪影響はもちろん、ボディとフックのバランスを崩す原因になりますのでお勧め致しません

Step4) シール剤で各部を塞ぐ
フック、アイなどを取り付けて再度フックとボディのバランスを確認し、問題がなければPANDOなどのシール剤を使って各部の防水加工をします。

ここでのポイントは、瞬間接着剤を使わないことや、フックとボディを密着させるためのフックに装着させるチューブなども使用しないことです。アイの隙間とフックホールの隙間をPANDOで埋める程度でOKです。また、アイのところはスレッドを巻いても構いませんが、無しでも構いません。

ワームとフックの関係のように、フッキング後にボディとフックが外れてしまう方がバレを低減させるために有効だと考えます。しかしながら、カバー上で使うため、使用中にズレたり浸水するのは問題ですから、そうならない程度での防水加工でいいと思います。

この辺りはユーザーの好みがありますので、使い易いようにチューニングすればいいと思いますが、あまり、ガチガチにしないことをお勧めします。

*製品によってはアイホール(ノーズの穴)が非常に小さく、アイが左右どちらかに曲がって出ていることもあります。この場合は、熱したニードル等でアイホールを加工することが必要な場合があります。アイがボディに対して真っ直ぐになっていないとアクション時に左右どちらかに偏った動きをしてしまうからです。

空気抜き用の穴ですが、このエクストリームフロッグは出荷状態でボディ後端にエクゾーストホールが設置されています。この穴の径は多少大きめにできていますので、遠投時の着水時や、使用中に水が浸入する可能性があります。この穴の径が気になる場合は、お手数ですがシール剤で穴の径を調整してください。
Step5) 浮き角の最終調整を行う
上の画像は純正ウェイトを装着した総重量18.5gの状態です。下の画像は7gのタングステンシンカーに乗せ換えた21.5gの状態です。

喫水状態がフロッグの目の下になるくらい(21.5g)が、このフロッグの限界ウェイトと思います。

ブレードなどのアトラクターを装着したりする場合は、この21.5gを目安にしてチューニングしてください。

ウェイトの微調整ですが、フロッグの上側の目とノーズの間くらいに横の切れ目を入れ、そこからガン玉などを差し込んで調整することをお勧めします。この切れ目は調整後にシール剤で塞いでしまってもいいですし、そのまま残しておけばアタック時の空気抜け穴として機能させることもできます。

*微調整用のガン玉ですが、これに関しても環境負荷の無いタングステン素材の使用をお願いします。

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