エクストリームフロッグRXとは?/ What's Extreme Frog ?

エクストリームフロッグの持つ最大の特徴である、その優れたフックアップ性能を維持したまま、更なる改良を加え、ヘビーカバーを攻略すべく「RX]として新登場しました。
=>オープン、ライトカバーでは旧モデルのエクストリームフロッグ、ヘビーカバーではRXという使い分けを推奨します

改良ポイント)

1: アイ、フック、ウェイト、ボディのバランスの更なる最適化
2: 高密度タングステン合金ウェイト
3: 新設計ウェイトホール
4: 高負荷対応太軸平打ち強化フック
5: スレッド対応ノーズ

1: アイ、フック、ウェイト、ボディのバランスの更なる最適化
エクストリームフロッグの最大の特徴である、高いフックアップ率は、そのボディ、フック、アイ、ウェイトがベストなバランスとなっているからです。

そのバランスを更に高めるように、それぞれのパーツを再設計し、最適化しました。
短いラインアイと適度な厚みを持たせたノーズ部分により、ボディ内部で折れ曲がることもなくフックと一直線になり、フックポイントには力が分散せずにかかります(多くのフロッグは、アイとフックが一直線になり難い)。
また、新設計の球状ウェイトとウェイトホールにより、フックには一切の干渉が発生しません。
これにより、更なるフックアップ率の向上と、バレの低減を実現します。

2: 高密度タングステンウェイト
重さ:3.5g
従来の樹脂とタングステンの混合ウェイトは、小型化するには限界があり、ボディに接着した際に外側に向かって出っ張るため、フックと干渉してしまうことがありました。 それにより、チューニング時の妨げとなったり、フックとボディのバランス取りに影響が出ることもありました。 高密度タングステン合金ウェイトは、タングステンが95%という高い配合率を誇り、尚且つ、鉄、ニッケル、銅などの金属との合金になっており、従来品と比べて明らかにサイズが小さくなっています。 (これ以上の高い配合率になると、加工の問題と、錆の問題が発生します) また、ボディに搭載する際の最大ウェイトの目安が7g(1/4オンス)になるようにフロッグ自体を設計していますので、この高密度タングステンウェイトが最大で2個搭載できる仕組みになっています。
=>市販のタングステンウェイト(直径7㎜以下)が代用可能

 3: 新設計ウェイトホール
高純度タングステンウェイトに変更するにあたり、ウェイトを搭載する穴(ホール)の形状や仕様を変更しました。
直径7mmの球状ウェイトを2個搭載できるように、直径5mm、深さ13mmのトンネル状の穴を、ボディ内部に向けて設置。この絶妙なウェイトホールにより、球状ウェイトが接着剤不要で設置でき、尚且つ、好みに応じて、取り外し、再設置、その他ウェイトへの載せ替えが、誰でも簡単にスピーディにできるようになりました。
=>市販のタングステンウェイト(直径7㎜以下)が代用可能

(フックホールとウェイトホールは別の穴になります)
従来のフロッグでは、ウェイト調整をする場合には、面倒な作業が伴いましたが(フロッグの分解、フックにウェイトを巻きつけ、スレッド加工、接着剤加工、大きなフックホールの穴塞ぎなど)、この新設計ウェイトホールと球状ウェイトによって、ウェイト調整の煩雑な作業が劇的に軽減されます。
一方、ベテラン雷魚マンにとっては、ウェイトチューニングの幅が広がりますので、独自のアイデアを盛り込んだ特徴あるアクションを作り出すことも可能になります。
また、ウェイトホールはボディ内部に貫通していませんので、水の侵入が一切なく、シーリングの必要がありません。つまり、小さなフックホール(従来のフロッグに比べて小さな径)をシーリングすれば浸水対策は完了します。

 

4: 高負荷対応 太軸平打ち強化フック
Ver.4重量:6.0g  軸径:2.26mm  素材:神戸製鋼製ピアノ線
メッキ内容:ニッケルメッキ+金メッキ+赤メッキの3層メッキ構造
平打ち太軸強化フックを純正装着し、高負荷時の伸びを低減します。
このVer.4は、旧モデルに純正搭載されているVer.1と比べ、ゲイブ形状を若干狭く設計することで、フックポイントとボディとのバランスを変更し、カバーの絡みを低減しています。その結果、ヘビーカバーでの引っ掛かりが減り、アプローチがし易くなっています。また、雷魚のサイズによっては、フックアップ時に雷魚へのダメージが深くなる傾向にありましたが、このVer.4ではその点も改善されています。

5: スレッド対応ノーズ
旧モデルでは、ノーズの長さがまちまちで、丁度よい長さもあれば、短い長さもありました。
このRXでは、生産時に細心の注意を払い、スレッドが巻ける十分な長さのノーズを確保するようにしました。アメリカでは、フロッグのノーズにスレッドを巻きつける習慣が無く(スナッグプルーフのバス用フロッグでは、ズレ防止のストッパーが付いているモデルもあります)、適当にカットされてしまいます。
余談ですが、ラインアイの長さもノーズの延長分だけ長くしています。本当に微妙な変更です。(カットしてお好みの長さに調整してください)